「創業・起業の基本戦略」(中小企業実践経営学入門 創業・起業編)は、中小企業の創業・起業にかかわる基本戦略を実践的に、やさしく述べたものです。
著作者 日本総合戦略研究所(21世紀文明研究所) 近藤章人
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第5章 創業についての詳細な経営計画を策定する。
(はじめは小さくてもだんだん大きくして行こう。)
1.販売計画(誰が、誰に、何を、どこで、どのように販売するのか。)
2.仕入計画(誰が、何を、どこから、どのような条件で仕入れるのか。)
3.売上予測(業種、規模、場所、客単価、回転率などの統計データーを参考として売上を予測する。)
4.資金計画(開業にあたっての資金、開業後企業を維持していくための資金がいくら必要か、どのように調達するか。)
5.収支予測(開業後の収支の見込みを経営環境、業界事情、設備能力、他社との競合状況を考慮して予測する。)
以上の計画は、業種や、創業する人数、経営内容により千差万別です。
要はこのようなことを自分で調べて、経営計画も作成しなければなりません。
立派なものでなくてもかまわないのですが、事業計画もできないようであれば創業は無理です。
国民生活金融公庫を利用予定の場合は、各支店で計画書の用紙と手引きを配布しています。
「インターネット情報源ガイド」を活用するとともに、書籍を購入し、さらに自分の足でお手本の店や会社に行ってみるとよいでしょう。
さまざまなお手本となりそうな店に顧客としていったり、知り合いの紹介で開業する業界の会社に行って経営者にあえればしめたものです。
特に創業する人が若い人の場合は、有力なコネであれば、力になってくれるかもしれません。