21世紀における日本の総合戦略
21世紀の地球文明・人類文明の創造に貢献するために
20世紀末から21世紀へ、世界情勢の大転換
西洋文明と東洋文明、物質文明と精神文明が融合し、地球文明・人類文明が創造されつつあります。
特定の国、人種・民族、地域、宗教という垣根をこえて、ひとつの地球、ひとつの人類、ひとつの文明という意識が芽生えてきます。
交通と通信の発達により、ますます地球は相対的に小さくなりました。
インターネットの進歩は瞬時のうちに世界のあらゆる情報を得られるようになりました。
国際経済においてもよりグローバル化し、資本は世界を駆け巡っています。
しかし、私が「20世紀末から21世紀初頭にかけての危機現象」と名づけている環境問題などの全人類的な危機はより深刻化し、このままでは、人類共滅という事態にならないとも限りません。
それらの危機を回避し新しい地球文明・人類文明を創造するために、新しい哲学、文明論が求められています。
日本はどうすべきか
以上のような世界情勢において、欧米国際資本は、新世界秩序の建設を推し進め、精神的にはニューエイジに転換させようとしています。それは欧米国際資本やユダヤ資本による世界支配にほかなりませんが、力による世界支配には限界があります。
世界が大きく転換しつつある今日、日本は欧米国際資本・ユダヤ資本とも協調しつつ、日本自身を主体的に改革しなければ世界の変化に遅れてしまいます。
日本としては、日本の国内だけでなく、欧米やアジアはもとより世界全体を視野に入れなければなりません。
私は「日本は経済と科学技術のみにより世界に貢献するのではなく、政治、経済、科学技術、文化、宗教を包含した総合文明の創造によって世界に貢献するべきだ。」と考えます。
- 全体的には欧米国際資本の動向を把握し、21世紀の新しい人類社会の建設について、協調するべきです。しかし、欧米流の力による世界支配は世界を混乱させ、破滅に導きます。意外な盲点があるようです。
- 政治においては地元に利益誘導するだけの政治から、日本の伝統的精神と国際的戦略の両方により、世界を導くぐらいの智恵と気概が必要です。
- 経済においては、個人や企業が自由にビジネスが展開できるように規制を緩和しなければなりません。日本企業はよりグローバルな展開をすべきです。ただし、規制緩和と持株会社の解禁により、欧米国際資本による日本の会社の乗っ取りには注意しなければなりません。
- 科学技術においては、民需主導の研究をすすめ、基幹的技術や先端的技術をより発展させるべきです。日本・日本人だけでなく国際的研究をすすめるべきでしょう。
- 文化については伝統的精神文化を再評価して、次の世代に伝統を受け継がせるべきです。和魂漢才、和魂洋才の和魂の部分がもっとも重要なのです。
- 宗教の分野では、日本の宗教こそ、神道、仏教、儒教などの東洋の叡智、日本の叡智を受け継いでおり、世界を救うことが可能なのです。
日本と世界
- 世界を実質的に動かしているのは欧米諸国や国際資本ですので、その政治力、経済力、情報力、軍事力には、日本はかないません。
日本としては、引き続きアメリカ、イギリスと協調し、日米同盟を堅持していくべきです。ただし、アメリカの経済はバブルであり、崩壊して日本および全世界が多大な影響を被る恐れがあります。
- 日本はアジアの国ですので、近隣諸国を中心に友好を図り、援助をしてゆくべきです。
ロシア情勢、北朝鮮情勢については、日本および極東の平和のため、常に注視し、防衛力を保持していなければなりません。
ロシアや北朝鮮と貿易をすすめ、経済関係を強化することこそ、最強の防衛力になります。とくにシベリアは資源の宝庫です。
日本と戦争するとロシアや北朝鮮自身が困るような経済関係が樹立できることが日本にとって望ましいのです。
中国・東アジア・東南アジア諸国が近代化し、日本との貿易がより進むでしょう。
ただし、中国への直接投資は社会主義体制の国だけにかなりのリスクを伴うようです。
- 日本にとって中東情勢を正確に把握しなければなりません。石油がなければどの産業もなりたちません。
- イスラエル、ユダヤとの交流は日本にとって重要です。ユダヤ人は欧米社会において強大な影響力をもっています。
意外なことに、古神道と古代ユダヤ教は似ているようです。太古の人類歴史の研究によりその疑問は解明するでしょう。
ユダヤ人は今こそ、失われた10支族はどこに行ったのか、シルクロードの起点と終点はどこなのか、ユダヤの秘宝はどうなったのかを調べてみる必要があります。
日本人は、日本はもともと日本ではあるのですが、大陸から日本に渡来して日本人に同化したのはどのような人々だったのか、日本の秘史を調べてみるべきでしょう。
最近の中丸薫女史の著作に載せられている驚くべき写真を見ると、長崎にいたあるユダヤ人の明治維新に対する影響を否定できません。
- オーストラリア、ブラジル、南アフリカなどは資源や食糧の宝庫であり、貿易、投資をすすめるべきでしょう。
「21世紀文明新人類文明の創造」
以上のように21世紀の地球文明・人類文明が創造されつつあり、「文明の坩堝」日本こそ、「21世紀文明の発信基地」となるのです。
「21世紀新人類文明」はまず日本において創造され、世界の若人、新人類に受け入れられて、やがて世界に広まるでしょう。
世界は行き詰まり、危機的な状況を迎えますが、日本の精神文明とユダヤの物質文明が融合して、理想的な文明が創造されるのです。
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日本総合戦略研究所(近藤総合研究所) 近藤 章人
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