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劇場公開の映画ですが、一部に18歳未満は内容的に、表現的に見ないほうがよい映画が含まれています。
AMAZONのサイトでは、さまざまな内容のDVD・ビデオが混在しています。
18歳未満はここから先を見ない、購入しないようにお願いします。
あの頃映画 松竹DVDコレクション 長崎の鐘
妻を原爆で失い、専門医として長崎原爆患者の治療にあたり、その後自分も原爆のため死亡した永井隆博士の物語。
占領下でありメロドラマにするしかなかった。皇室もキリスト教徒なのでローマ法王の代理も、博士をお見舞いしている。
楢山節考(ならやまぶしこう)
70歳になった老人を楢山に姥捨てする因習がある信州の村で、山に捨てられる老婆と、その息子の葛藤を描いた作品。
木下惠介監督(出演 田中絹代、高橋貞二、望月優子)の制作と、今村昌平監督(出演 緒形拳、坂本スミ子、左とん平)の制作がある。どちらも名監督、名優であり甲乙つけがたい。
南極物語
1958年(昭和33年)2月、日本の南極観測探検隊は急遽(きゅうきょ)帰国の途に着くことになり、そのときのアクシデントで15匹の樺太犬を置き去りにせざるを得なくなることに。
しかし、それから1年後、再び隊員たちが南極に戻ってきたとき、そこには苛酷な自然の中を生き延びていた2匹の犬、タロとジロの姿があった…。
蔵原惟繕監督がドキュメンタリー・タッチで描いた動物映画、空前の大ヒット作。前半は高倉健と渡瀬恒彦扮する隊員と犬たちとの南極冒険行が魅力的に描かれ、後半は離れ離れになった犬と、人間側のドラマが交互につづられていく。
撮影は北極と南極の双方で敢行され、映画史上初めて本物のオーロラを映像で見せることにも成功。(AMAZON 的田也寸志 より)
今から思えば動物愛護に反するという意見があるかもしれない。しかし、当時の南極観測船は「宗谷」であったと思ったが、砕氷能力が十分でなく、ともすると分厚い氷に閉じ込められ航行不能になってしまった。南極観測は冒険に近く、誰でも安全に南極に行ける時代ではなかった。(近藤章人)
南京の基督(富田靖子)
芥川龍之介の小説を翻案した日本=香港合作映画。主演の2人、富田靖子は中国人娼婦、レオン・カーフェイは日本人の作家と、それぞれが立場を逆転させた役に扮し、2つの国の看板俳優の共演以上に興味をそそる。
一途にイエスを信じる純真な女と、厳しい現実に苦悩する男との愛を描いた物語はいささか甘めな印象もあるが、それを安手のメロ・ドラマにしていないのは繊細な映像の魅力だろう。
監督はトニー・ホウ。ツイ・ハークやアン・ホイといった名匠のもとで、長いこと美術監督を務めてきた人物だ。特に柔らかな光があふれる場面には、ふっと吸い込まれてしまいそうな幻惑感が…。
日本におけるサンポーニャ(南米のパン・フルート系楽器)の第一人者、瀬木貴将のうら哀しい演奏が、そんな美しい画面に彩りを添えている。(AMAZON 武内 誠 より)
富田靖子が中国人の娼婦を演じており、さまざまな濡れ場を披露しています。日本では目立たない、おとなしいイメージがあった富田靖子ですが、この香港で製作された映画では、まさに全裸で熱演しています。
肉弾(寺田農、大谷直子)
太平洋戦争で日本の敗北が決定的になっていた昭和20年夏、肉弾特攻のために魚雷をくくりつけた洋上のドラム缶の中で待機し続ける“あいつ”(寺田農)は、内地でのさまざまなことを思い返していた。
過酷な軍隊の訓練、親切な古本屋の老夫婦(笠智衆&北林谷栄)、そしてセーラー服の美しい少女うさぎ(大谷直子)のこと……。
日本映画界の名アルチザン岡本喜八監督が、戦中派としての想いをコミカルに切なく描きあげた戦争青春映画の傑作。
監督の代弁者でもある主人公のぼやきと嘆きと叫び、これがデビューとなった大谷直子の可憐さ、低予算を逆手にとったユニークなモノクロ映像テクニックの数々、そして佐藤勝のペーソス豊かな主題曲など、劇中に表れるすべての要素が戦争に青春を奪われた者たちのやるせなさを醸し出し、観る者の心に深く染み入ってくる。
岡本監督初の自主製作映画でもあり、この後も彼は戦中派世代の想いを吐露し続けていった。(AMAZON 増當竜也 より)
二十四の瞳(原作 壺井栄)
美しい小豆島を舞台とした先生と12人の生徒たちの感動作。木下恵介監督の代表作であり日本映画史にも残る永遠の名作がDVD化。(「Oricon」データベースより)
日蓮
承久4年、安房の小湊に生まれた善日丸は仏門に入り、名を蓮長と改めて厳しい修行を重ねるが、禅や念仏では民衆の窮状を救えないと悩み、十数年の遍歴を経て法華経こそ釈迦の正しい教えを受け継ぐ教えと確信し、名を日蓮(萬屋錦之介)と改めて、鎌倉幕府の厳しい弾圧にもめげず、布教活動を続けていくが…。
大映社長時代に『日蓮と蒙古大襲来』を製作した永田雅一が、自社プロダクションで日蓮の波乱の生涯をリメイクしたスペクタクル時代劇大作。
こちらは日蓮の激しい性格がさらに際立つ作りとなっており、萬屋錦之介の熱演もそれに輪をかけているかのようだ。
両作品とも法華経の教えそのものが映画を観てもよくわからないのが不満ではあり、伝記映画と割り切って接した方がすっきりする。
監督は松竹文芸映画の名匠・中村登で、これが遺作となった。蒙古襲来のシーンは『日蓮と蒙古大襲来』の特撮シーンを流用。もっとも優れているのは芥川也寸志の音楽で、彼の晩年の代表作といっても過言ではない、気合の入った重厚な出来となっている。(AMAZON 増當竜也 より)
日蓮と蒙古襲来
鎌倉時代、十数年の修業を経た蓮長(長谷川一夫)は法華経を説くようになり、両親をその最初の弟子とした後、名を日蓮と改めた。
救国救民のため「南無妙法蓮華経」の旗を掲げて辻説法を続け、徐々に信者を増やしていく日蓮に対し、鎌倉幕府は幾度も厳しい弾圧を強いるが、「法華経を信じないと日本は滅びる」と一歩も譲らない。そんな折、蒙古が日本に襲来してきた…。
時の大映社長であり、熱烈な日蓮信者でもあった永田雅一が、東洋版『十戒』をめざして製作した歴史スペクタクル大作。
監督は『明治天皇と日露大戦争』の渡辺邦男で、激しい性格の日蓮を主人公としながらも、どこか絵巻物風歴史劇としてまとめた感があり、柔和なイメージの大スター長谷川一夫が主演であることも無縁ではないだろう。
クライマックスは蒙古の船団が暴風雨で壊滅する特撮シーンで、後の『釈迦』『秦・始皇帝』『大魔神』といった大映特撮時代劇の原点としても評価されるべき作品だろう(AMAZON 増當竜也 より)
二百三高地
日露戦争で陸軍が旅順の二百三高地で激しい攻防戦をした物語。要塞を攻撃せざるをえず、難攻不落で日本軍は多大な犠牲者をだした。
日本海大海戦
日露戦争で東郷平八郎ひきいる連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を破った物語。
日本誕生(東宝の超大作)
日本神話に基づく日本創生の物語を映画化したもの。火山の噴火などの自然現象は特撮を駆使し、俳優も当時のオールスターが出演して日本誕生を演じた超大作。東宝が1000本製作を記念して製作された映画で、かつて日本にもハリウッドような大スペクタクルの映画がありました。
日本神話の日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にまつわる逸話を中心に、イザナギとイザナの国造り、天照大神の岩戸隠れ、須佐之男命の八俣の大蛇退治などのエピソードを織りまぜながら描いている。
ストーリーはおなじみの話の羅列だが、円谷英二による大迫力の特撮のすばらしさは圧倒的だ。なかでも、キングギドラの原形ともいうべき八俣の大蛇の造型の迫力は、最高の見どころであろう。(堤 昌司)
日本沈没(原作 小松左京)(1973年東宝の超大作、2006年リメイク版公開)
日本は世界にまれにみるプレートの境に立地しています。科学的にもありうることで、地震や火山噴火がおこり日本が沈没するという物語です。
小松左京の大ベストセラーの映画化でした。日本はいつ大地震・火山の噴火が起きるかもしれませんし、また地球の温暖化により低地が海底に沈むかもしれません。
小松左京氏は地球の寒冷化を予測していますが、一般的には温暖化が警鐘されており、私も地球は温暖化するのではないかと考えています。
日本のいちばん長い日(原作は大宅壮一取材による実話。)
昭和20年8月15日正午に昭和天皇陛下の玉音放送を放送して戦争を終結させた日の記録。日本の敗戦ではあるが、一億総玉砕せずに戦争を終結できたのは、昭和天皇のご聖断と皇族が分担して各地の軍隊に終戦を伝えたためでした。
人間の條件(原作 五味川順平 超大作の反戦映画)
満州戦線に従軍した経験を持つ五味川順平の半自伝的名作を、小林正樹監督が自らのライフワークとして映画化したヒューマニズム巨編。戦火の緊張みなぎる満州を舞台に、梶夫妻の過酷な運命を描く。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
忍者武芸帖 百地三太夫
父・百地三太夫を殺されたあだ討ちと隠された財宝探しのための忍者合戦。真田広之の天守閣からのダイビングなどJACのアクションが冴える。
野菊の如き君なりき(伊藤左千夫原作「野菊の墓」、木下恵介監督)
「野菊の如き君なりき」は伊藤左千夫の小説「野菊の墓」を木下惠介監督が映画化したもの。
「長崎の鐘」のDVDが発売されます。「長崎の鐘」の本も例外で紹介します。
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日本映画名作選考基準
1.巨匠が制作して、名優が演技している、定評がある作品。映画祭の受賞作品。
2.日本の歴史や文化や歴史上の人物を描いている映画作品。その映画を見ることにより、勉強になる映画。
3.有名な小説家の文学作品を映像化した映画作品。
4.娯楽作品でも多くの人に受け入れられ、見られている作品。何らかの話題を提供した作品。シリーズものは原則として第1作を紹介。
5.見せ場を撮影するために、女優がヌードで「濡れ場」を演技したり、俳優が危険なアクションシーンをするなど、俳優や女優の勇気と努力が認められる映画作品。