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女優のラブシーン、ヌードシーン、濡れ場も付録として紹介しています。目次・TOPはこちらです。
劇場公開の映画ですが、一部に18歳未満は内容的に、表現的に見ないほうがよい映画が含まれています。
AMAZONのサイトでは、さまざまな内容のDVD・ビデオが混在しています。
18歳未満はここから先を見ない、購入しないようにお願いします。
海峡
約30年にわたり日本のビッグプロジェクトである「青函トンネル工事」にすべてを捧げた男たちの姿を描いた作品。
鍵 THE KEY(原作 谷崎潤一郎 出演 川島なお美、柄本明)
若き妻(川島なお美)への欲望を日記にしたため、眠っている妻の裸体を写真に収める初老の夫を柄本明が演じている。芸術か猥褻かが議論された谷崎潤一郎原作の小説を映画化。
何度か映画化されているが、川島なお実が美しい裸体で演技し、ラスト近くでヘアヌードまである川島なお実版を推薦。R指定であり、未成年者は購入禁止。
昭和31年に世に出され、その過激な視点から“芸術か猥褻か”との論議を呼んだ谷崎潤一郎原作による同名小説を4度目の映画化。性的な告白を綴った日記を後妻に読ませるという性癖を持つ大学教授・安西の、愛と欲望にまみれた生涯を描く。R-15作品。
(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
影武者
黒澤明監督制作の武田信玄を主人公とする時代劇。戦国時代、甲斐の名将・武田信玄(仲代達矢)は敵の雑兵の弾に当たり死去。配下の者たちは「我が死を3年隠せ」という主君の遺言に従い、そっくりのコソ泥(仲代達矢・2役)を信玄の替え玉に据えて難を逃れようとした。カンヌ映画祭グランプリ。
AMAZONの批評の中には他の黒澤作品にくらべてたいしたことないという批評もあるが、カラーで制作され、それなりのシーンはあると思います。ただ、影武者はあくまで影武者で、主人公ではないので限界があったかも・・・
陽炎(かげろう)
昭和三年、熊本の花街・二本松を舞台に、男と女の愛憎を壮絶に描いた作品。監督は「鬼龍院花子の生涯」の五社英雄。出演は樋口可南子、荻野目慶子、本木雅弘、岩下志摩ほか。(「Oricon」データベースより)
風立ちぬ(山口百恵・三浦友和版を推薦)
「風立ちぬ。いざ生きめやも」の一節で知られる、堀辰雄の同名小説の再映画化。
太平洋戦争の最中である昭和17年、初夏。軽井沢にある水沢欣吾(芦田伸介)の別荘には、療養中の一人娘・節子(山口百恵)の友人たちが集まっていた。そのひとり、結城達郎(三浦友和)は、密かに節子に好意を寄せていた。悪化する一方の戦局も考え、達郎は節子との結婚を誓うが、結核に冒された節子の病状も悪化して行くのだった…。
百恵・友和による純愛映画の一編で、本作の山口百恵は、結核で身体を蝕まれていく薄幸の美少女を演じている。愛し合うふたりを裂く要因として戦争があげられるあたり、“リメイク・コンビ”と揶揄された百恵、友和の映画ならではの保守性と言えるだろう。それでも本作も含めてこのコンビの映画が多くの観客に支持された理由は、陳腐とも言える内容にも関わらず、確かな手腕を持つスタッフが真剣に取り組んでいたからだ。(AMAZON 斉藤守彦 より)
風の谷のナウシカ
腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の争いに巻き込まれながらもナウシカは、人を愛するのと同様に蟲たちをも愛そうとする…。
アニメ誌に連載していた自らの漫画を原作に、宮崎駿が監督を務めた劇場用長編アニメ。母の優しさと獣の荒々しさを兼ね備えたヒロイン、おぞましくもどこかしら哀しさを感じさせる蟲という存在、あるときは風に乗りあるときは雲を割いて空を駆ける飛行機械など、それまでの宮崎作品の集大成にしてその後の原点と呼べるような1本だ。(AMAZON 安川正吾 より)
火宅の人
深作欣二監督が壇一雄のベストセラーである同名小説を映画化。主人公・桂一雄は半身不随の次郎を含めた5人の子供と妻・ヨリ子を捨て、女優・恵子と同棲を始めるのだったが…。自由奔放に生きようとしながらも、愛情に縛られてしまう男の生き方を描く。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
蒲田行進曲
映画の花形スターとその取り巻きの大部屋俳優のサド・マゾ的関係を軸に、スターの子を宿した落ち目の女優とふたりの男の奇妙な人間関係を描き出した人情喜劇の名作。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
華麗なる一族
山崎豊子の同名小説を佐分利信主演で映画化したサスペンスドラマ。関西財界に名を轟かせる万俵一族は、子息を有力者と次々と結婚させ、一族を繁栄へと導いてきた。しかし、いつからか、次第にその歯車が狂い始め…。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
寒椿(宮尾登美子原作)
昭和初期の高知を舞台に、親の借金のかたに芸者に売られた少女の波乱万丈な生き様を描いた珠玉の人間ドラマ。主演の南野陽子が体当たりの演技で挑んだ意欲作。 (「Oricon」データベースより)
とくに主役の南野陽子は当時25歳で初ヌード。アイドルのイメージ強かった南野だが、本作では水揚げシーン、レイプシーンまでも女優として迫真の演技をしている。
飢餓海峡
悪辣な犯罪を鋭く描いた水上勉の社会派推理小説を、映画界の巨匠たちがテレビドラマ化した作品をDVD化。昭和29年9月26日、青函連絡船の遭難事故と、同じ日に起こった事件の接点と謎…。貧苦のどん底から這い上がった食品工業社長の犯罪を鋭く描く。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
きけ、わだつみの声
学徒出陣した若者の遺稿手記集としてロングセラーとなっている「きけわだつみのこえ」を基に、第二次大戦中に青春を過ごした若者たちの生と死、そして友情を描いた戦争映画(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
木更津キャッツアイ
千葉県の木更津市を舞台に、地元の若者たちの青春と成長を「友人の死」をテーマに明るく描いたドラマ。
キネマの天地
山田洋次監督が映画に夢を賭けた若き活動屋たちを描いたサクセスドラマ。映画館で売り子をしていた小春は、蒲田撮影所の監督から女優になることを勧められ、志すようになるが、演技の経験はほとんどなく幾多の困難にぶつかる。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
キューポラのある街(早船ちよ原作 出演 吉永小百合、浜田光夫)
名匠・浦山桐郎監督のデビュー作であり、吉永小百合が18歳という若さでブルーリボン賞主演女優賞に輝いた作品。埼玉県川口市を舞台に、貧しくとも、強くたくましく明るく生きていく若者たちの姿を等身大で描いた青春感動作。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
魚影の群れ
相米慎二監督がかつてない壮大なスケールで、孤独で過酷なマグロ漁と海の男と女の世界を描き出したドラマ。緒方拳がマグロ漁に命を賭ける男を、夏目雅子がその帰りを寡黙に待つ娘を演じ共に批評家から高い評価を得た。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
鬼龍院花子の生涯(宮尾登美子原作、五社英雄監督、仲代達矢・夏目雅子)
土佐・高知の鬼政こと鬼龍院政五郎の奔放な半生と、彼が溺愛した妾の娘・花子の生涯を、義父への侮蔑から敬慕へと揺れる養女・松恵の目を通して描いた作品。夏目雅子の“なめたらいかんぜよっ”のセリフが有名になった五社リアリズム映画の代表作。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
銀河鉄道999 ぎんがてつどうスリーナイン
松本零士原作の人気アニメの劇場版。機械人間が世界を支配する未来。機械人間に両親を殺された少年・星野鉄郎は、機械の体を手に入れるため、謎の美女メーテルとともに果てしない宇宙を巡る長距離列車「銀河鉄道999」に乗り込みアンドロメダを目指す。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
銀河鉄道の夜
宮澤賢治の名作童話「銀河鉄道の夜」を劇場アニメ化。
空海
弘法大師・空海が遣唐使船にのり、やっとのことで中国の南部に漂着した。恵果阿闍梨(あじゃり)が余命いくばくもなく、空海に密教のすべてを伝えた。空海は予定を早めて次の遣唐使船で日本に戻り、真言密教を日本に広めた。
東映と全真言宗青年連盟映画製作本部の制作で、北大路欣也の主演。弘法大師・空海や真言密教を知るためにもいい映画だと思います。
「黒部の太陽」は、関西電力が難工事を克服し、社運をかけて建設した黒部川第四ダム・発電所の物語。
三船敏郎、石原裕次郎が出演。現在は立山・黒部アルペンルート、黒部峡谷のトロッコ列車と観光にも利用されている。
感動的な映画だったがビデオ化されていない。
化身(原作 渡辺淳一 出演 黒木瞳、藤竜也、阿木耀子)
中年文芸評論家(藤竜也)は愛人(黒木瞳)を自分好みの女にしようとしたが、ヒロイン霧子(黒木瞳)は、男との付き合いによって徐々に変身を遂げ、さらには自立へと目覚めていく過程を描いた作品。宝塚出身のヒロイン・黒木瞳が大胆なヌードを披露して話題になった文芸エロス大作。原作は『失楽園』の渡辺淳一。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
源氏物語 あさきゆめみし
総計2000万部を超える、大和和紀のベストセラーコミック「源氏物語 あさきゆめみし」が原作。全編ハイビジョン撮影された映像美は必見。主演の光源氏を演じるのは元宝塚歌劇団男役トップの愛華みれ。現役タカラジェンヌ総勢32名が出演する。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
原爆の子
原爆投下の日、幼稚園の保母をしていた教師が、7年後の夏休みにかつての園児たちを訪ねていく…。原爆の悲惨さを真正面から描いた珠玉のドラマ。監督は新藤兼人。原爆投下の日、幼稚園の保母をしていた教師が、7年後の夏休みにかつての園児たちを訪ねていく…。原爆の悲惨さを真正面から描いた珠玉のドラマ。監督は新藤兼人。
極道の妻たち
家田荘子がヤクザの妻たちに取材してまとめあげた同名ルポルタージュを原作に、情念の巨匠・五社英雄監督が描き上げた異色ヤクザ映画で、21世紀に入った今なおも続く東映の人気長寿シリーズの記念すべき第1作である。
粟津組組長の妻であり、組織に忠誠をつくす環(岩下志麻)は、内部抗争の果てに、杉田組・組長(世良正則)と結婚した妹・真琴(かたせ梨乃)と敵対する運命に陥っていく…。和服にピアスといういでたちで登場する岩下志麻のインパクトはすさまじいものがあり、以後「初代・極妻」として多くの女性を魅了していくことになる。(AMAZON 的田也寸志 より)
以後「極道の妻たち」はシリーズ化される。アクションあり、かたせ梨乃など女優たちが演じる濡れ場あり、ヤクザ映画ではあるが、大人の娯楽映画として楽しめます。(近藤章人)
獄門島
ミステリーの最高峰として人気を博した傑作TVシリーズ「横溝正史シリーズ」の中から、「獄門島」がトールサイズのリマスター版で登場。金田一耕助は戦友の鬼頭千万太の訃報を鬼頭一族に知らせるために、彼の故郷である獄門島を訪れるが…。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
古都(原作 川端康成、主演 岩下志麻)
中村登監督が川端康成の同名小説を映画化した文芸ロマンス。幼い頃に捨て子にされ、呉服問屋で何不自由なく育った千恵子と、偶然再会した双子の姉・苗子が、想いを寄せるひとりの男性を巡って恋愛の波紋を広げていく。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
古都(原作 川端康成、主演 山口百恵)
山口百恵の引退作品とあって、巨匠市川崑監督が登板。川端康成の原作をもとに、山口百恵が最初で最後の二役に挑戦した作品。
京呉服問屋の一人娘として何不自由なく美しく育った佐田千重子(山口百恵)は、中学生の時父母(實川延若/岸恵子)から実子でないことを知らされる。千重子は幼馴染の真一(北詰友樹)にだけ、自分の身上を打ち明けた。ある日千重子は友だちの正子(泉じゅん)と清滝川沿いの北山杉の村に行ったところ、自分そっくりな村の娘に出会う。苗子(山口百恵)というその娘と千重子は双児の姉妹だった。
京都の美しい自然を背景に、実の姉妹であるふたりの娘が偶然出逢い、そして別れる。たったそれだけの話であるが、市川崑の演出は、芸能生活のフィナーレを迎えた山口百恵を愛おしむかのようなタッチで、静かにショットを重ねていく。鑑賞後もじわりとした余韻が心地よく残る名編。(AMAZON 斉藤守彦 より)
この子を残して [DVD]
「長崎の鐘」で有名な永井隆博士の同名作品を主な原作とした映画。長崎への原子爆弾投下の模様と、そこに生きた人々の姿を描いています。永井博士の子ども達への深い愛情や、原爆の悲惨さが伝わってきます。日本人として原爆体験は永遠に語り継がなくてはなりません。「長崎の鐘」とともに、若い方々に見てほし映画です。
五番町夕霧楼
水上勉の同名小説を大女優・佐久間良子を主役に配した文芸大作。幼馴染の夕子と一夜を共にした鳳閣寺の修行僧・正順。吃音障害の彼は夕子との仲を裂く密告で折檻を受け、その腹いせに寺に火を放って自殺。それを知った夕子も故郷の丘の上で命を絶つ。(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
「黒い雨」、「原爆の子」、「この子を残して」は原爆がテーマの映画です。日本は世界で唯一の被爆国です。
「この子を残して」は長崎医科大学(現在の長崎大学医学部)教授(原爆が投下されたときは長崎医科大学助教授・物理的療法科部長)永井隆博士の物語。
放射線研究のため白血病になり、余命3年の命。博士は被爆したが、命はなんとか助かった。妻は原爆で即死。
多くの被爆者を治療したが、自分も子供たちを残してなくなった。「長崎の鐘」の著者。「長崎の鐘」の歌は藤山一郎ほか多くの歌手が歌っている。
原書はそれほど宗教色はないが、映画はカトリックの宗教色が出すぎているようで、Amazonでは批判的な記述が多い。原書から忠実にリメイクを希望。
私は原書は読んでるが映画は観ていない。キリスト教の国が、隠れキリシタンの聖人の地、天主堂の上に原爆を落としたのだから・・・・
「原子力戦争」は原子力発電所がテーマです。ただし、私は観ておりません。
TSUTAYAは大規模店でもDVD・ビデオの在庫は販売されているDVD・ビデオの一部にすぎず、推薦したDVDのほとんどの在庫がないと思われます。
AMAZONで検索しても、在庫が無いケースが目立ちますし、目的以外の類似名称の作品が出力され、購入を間違う恐れもあります。
TSUTAYA online のデータベースで検索しますと、さすが実店舗のチェーン店だけに、在庫があるケースが多く、的確な検索結果がえられるようです。
日本映画名作選考基準
1.巨匠が制作して、名優が演技している、定評がある作品。映画祭の受賞作品。
2.日本の歴史や文化や歴史上の人物を描いている映画作品。その映画を見ることにより、勉強になる映画。
3.有名な小説家の文学作品を映像化した映画作品。
4.娯楽作品でも多くの人に受け入れられ、見られている作品。何らかの話題を提供した作品。シリーズものは原則として第1作を紹介。
5.見せ場を撮影するために、女優がヌードで「濡れ場」を演技したり、俳優が危険なアクションシーンをするなど、俳優や女優の勇気と努力が認められる映画作品。