岡澤身依(おかざわ みえ)写真集 4 上半身のポーズと表情 2
「ファッション・ポートレートのやり方(写り方・撮り方)」 上半身のポーズと表情 2
2008年2月東京写真連盟赤塚公園撮影会 撮影・解説 ポートレート スタジオ ファイン
強風がおさまりましたので、モデルが寒いだろうとは思っても、モデルのためにもコートを脱いでもらいました。この写真があるかないかでは写真集のできばえはだいぶ違います。
コートは脱いだ方がいいし、露出度が高い方が人気がでますが、冬の撮影会で半そでを着る必要はありません。
真正面の基本写真
右斜め、左斜めの両方を意識して向くようにします。
右側の正面を向いた写真は平面的ですが、斜めを向いた写真は立体的でモデルの魅力を表現できます。
私のカメラを睨んでほしかったのですが撮影会ですから無理。
和服の場合の「見返り美人」は洋服にも有効です。
モデルの基本のひとつに、目線、顔の中心線、体の中心線を分けることを私は教えています。正面向きはそのすべてが一致しています。
体を斜めにすれば、目線はカメラを向き、胸や尻の女性としての膨らみを強調し、顔は右斜め、左斜めの方向になるので彫が深く立体的な美人に写ります。
鼻が高く、鼻筋がとおり、目が大きい、つまり目鼻立ちがくっきりとした美人顔で、胸が大きく、ウエストが細く、お尻がでているモデルほど絶世の美人に写ります。
上半身の場合は顔も鮮明に写りますが顔アップほどではないので、表情による表現が重要です。表情は精神状態が表れますので、緊張せずにリラックスして撮影を楽しめばいい表情になります。
2016年12月に一部の写真について、元データを修整して、再掲載しました。