ファンファン(全東京写真連盟所属中国人モデル) 晴れ着 きもの KIMONO 写真集 2
全東京写真連盟 2011年 新春晴れ着撮影会 東京都府中市郷土の森
撮影者 ポートレート スタジオ ファイン
一眼レフカメラの中級機を使う理由は、
1.重さが軽く、戸外の手持ち撮影をやりやすい。
2.内蔵ストロボがあり、レフ板が効きにくい場合に弱めに使用。
3.オートフォーカスが11点、または9点で、マニュアルでモデルの目に合わせることができる。カメラが勝手に決めることを防げるからです。
キャノンの60Dは性能のわりに価格が安く、9点すべてクロスのフォーカスになっていて、ニコンと同じようにマルチセレクタで焦点を動かせ、さらにカメラ任せと任意の1点のフォーカスの切り替えが容易なので購入。
しかし、この時点じゃ、不覚にも操作がよくわからず、カメラ任せで撮影。この後の小休止で、キャノンユーザーに聞いたり、自分でマニュアルを読み、目に焦点を合わせる方法がわかった次第。ニコンだけだったのですが、キャノンとニコンの両方に対応するようになりました。
水車とモデルとの位置関係。ストロボを弱めに使用。
光がなければ絶体にモデルは綺麗に写らない。
モデルはカメラに向き斜め。モデルの体の方向、顔の鼻筋の方向、目線の方向を工夫している。手の組み方もぎゅっと握っていないでしょ。このへんはモデル自身の基礎力。
上の写真は手を握っているが、次に手を離したポーズへ。
右手と左手の位置関係と、手の形を工夫しているでしょ。
手はグーでもなく、パーでもなく、チョキが基本。
右手の袖を左手でちゃんとつかんでいる。
ただし、右手は手の平よりも手の甲または手の横を見せるぐらいの方がいいでしょう。
日本画の美人画も浮世絵も目線が正面になっていないものがほとんどです。
モデルの方から目線を外しています。撮影会の場合、他のカメラマンの方向を向く場合もあるのですが、さすがに右下にはカメラマンはいなかったと思います。
竹久夢二(Wikipedia)の美人画は、目線が鑑賞者の方を見つめているものが多いように思います。
ポートレートでは、目線が鑑賞者の方になっている場合と、そらしている場合がありますが、撮影目的によります。
目線が正面、つまり鑑賞者の方を向いている方が、鑑賞者に強いイメージを伝えます。欧米のファッションの写真では、カメラ方向、つまり写真の鑑賞者をモデルが強く見つめた写真があります。
水車の正面の通路は狭く、大勢のカメラマンもいて水車全体を背景にしながら、モデルを撮影するのは、横から撮影するしか方法がありませんでした。