ヘアメークについて
カメラマンが男性の場合、女性モデルに対して、このようなイメージにしてほしいとの希望があっても、なかなかうまく説明できません。
モデルとしては、美容師などヘアメークの専門家に相談したり、デパートの化粧品売り場で教わったり、女性誌で研究してください。
写真撮影としては、目鼻立ちのくっきりとした、通常より濃い目の化粧がいいようです。
顔に立体感がでて彫が深く見えたほうが、美人に見えます。
女優や一流モデルのヘアメークを参考にするとよいでしょう。
最近は芸術性がない写真が氾濫していますが、ポートレートとは、写真家とモデルの協同創作なのです。
モデルも女優も撮影意図に合わせて演じることは同じです。
撮影会やグラビアの場合はカメラマンの好みによりますが、濃い目の化粧がいいようです。
写真集や作品として創作する場合は、場所、背景、光線、ヘアメーク、衣装を考えて、その役にあった化粧をヘヤメークがすることになるでしょう。
女性の場合、ヘアメークと服とポーズを変えれば、別人のように変身します。
コスプレを漫画の主人公のものまねとするのではなく、お城を背景としたお姫様とか、洋館を背景にしてドレスを着た淑女とか、京都の舞妓さんとか、いつもの自分ではない自分に変身するのも面白いでしょう。
そこまではやらなくても、かわいらしさ、セクシーや色気、知的、優雅さ、スポーティーなど女性の魅力はいろいろあり、女性が人生でもっとも輝いている時期に、さまざまなヘアメークを楽しみ、自分の魅力を記録しておくことは、一生の記念になるでしょう。
まず自分にあうヘアメークであることが基本ですが、その次にさまざまなヘアメークをして、自分の魅力を表現しましょう。
メークについては、ヘアメークがつかない場合はモデル自身が頻繁にチェックしなければなりませんが、カメラマンも注意を払う必要があります。